まちの特産品開発に挑戦!地域おこし協力隊が語る3年間の軌跡 #地域おこし協力隊BLOG【篠田雄生】
こんにちは!
四万十町の地域おこし協力隊として3年間活動してきた篠田雄生です。この度、任期終了に伴い、これまでの活動内容や成果、そして四万十町での暮らしについてお話しさせていただきます。
地域おこし協力隊としての活動
2021年11月、外食業界で15年以上の経験を持つ私は、妻と3人の子どもたちとともに四万十町に移住してきました。
「特産品開発」というミッションを担当し、四万十町の魅力ある食材を活かした新しい商品づくりに挑戦してきました。
特産品開発の取り組み
四万十町の誇る「米」に注目し、主に3つの商品を開発しました。
①「中華糀」:米糀と生姜、ネギ、にんにくを使用した天然の中華調味料
②「糀マフィン」:四万十町の米糀を使用した新しいスイーツ
③「甘酒アイスの珈琲ゼリーパフェ」:米糀と仁井田米を活かしたオリジナルデザート
開発過程では、300個以上の不動在庫を抱えるという苦い経験もありましたが、この失敗から消費者ニーズの把握や販路開拓の重要性を学びました。
その後は市場調査を綿密に行い、小ロットでのテスト販売を実施するなど、リスク軽減策を講じています。
「青いしろくま」の開業
2022年7月、道の駅あぐり窪川に「青いしろくま」というおにぎりとコーヒーの店をオープンしました。
四万十町の香り米を使用したおにぎりと川久保珈琲を提供し、おかげさまで黒字経営を続けています。
年間300万円の雇用を創出し、テレビ6回、雑誌2誌に掲載されるなど、メディアでの露出も増えています。
学びと資格取得
活動期間中、高知大学主催の土佐FBCで学び、「食の6次産業化プロデューサー」レベル3の資格を取得しました。
現在はレベル4の取得を目指しており、この知識を活かして高知県の特産品開発にも貢献していきたいと考えています。
四万十町での暮らし
四万十町での3年間は、家族にとって大変充実したものとなりました。
長女愛菜、長男尚希、次男愛斗の3人の子どもたちは、それぞれの年齢で四万十町の環境に馴染み、成長を遂げています。
この素晴らしい子育て環境に深く感謝し、私たち家族は四万十町への定住を決意しました。
これからの展望
地域おこし協力隊の任期は終了しますが、四万十町での活動は続けていきます。
今年10月には2店舗目となる「焼きそば・たこ焼き屋」を開業予定です。
また、「中華糀」の販路拡大を通じて、四万十町の魅力を全国に発信していきます。
6次産業化の推進にも力を入れ、四万十町の農業と食品産業の発展に貢献していく所存です。
最後になりましたが、3年間温かく受け入れてくださった四万十町の皆様、そして地域おこし協力隊の機会を与えてくださった町の関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
これからも地域の一員として、子育てと事業を両立しながら、四万十町の発展に貢献していきます。
皆様、四万十町の特産品をぜひご賞味ください!
そして、機会があればぜひ四万十町にお越しください。
心よりお待ちしております!