こんにちは。
十和地域担当の松村亮佑です。
ミッションとして産業づくり支援を担当しています。

私が活動している「しまんと流域野菜」では、秋から年末にかけてかぼちゃとさつまいもの収穫・出荷を行いました。
今年は猛暑と獣害の影響で、想定していた収量には届きませんでしたが、無事に収穫できたことに安心しています。

近年、異常気象の影響で、夏場のさつまいもの生育にとって厳しい気温や降水量が続いています。
そのため、苗の植え付け時期を早めたり、灌水チューブを用いて定期的に水やりをするなどの対策を検討していきたいと思います。

また、今年は獣害にも悩まされました。
主にイノシシの子どもが、獣よけの電気柵をくぐり抜けたり飛び越えたりして、畑に侵入していました。
イノシシはさつまいもではなく土中のミミズを狙っているそうですが、その過程で畝を掘り返してしまい、作物にも被害が及びます。
特に子どものイノシシは警戒心が薄く、対策が難しいのが現状です。
しかし、電気柵の高さを調整するなどして、少しでも被害を減らせるようにしていきたいと思います。
ただ、ミミズがいるということは、土壌が豊かで良い畑になっている証拠でもあり、その点は自信につながりました。

かぼちゃについては、風と虫除けのために畝を覆っていた不織布を外すタイミングが遅れたため、実が思ったより大きくなりませんでした。
「かぼちゃの蔓が1mほど伸びたら不織布を外すと良い」と教わったので、今後は少し早めに取り外すよう心がけたいと思います。

「しまんと流域野菜」では、栗の剪定や収穫も行っています。
栗の収穫は初めての経験でしたが、大きく艶のある栗がたくさん採れ、とてもやりがいがありました。
一方で、剪定作業は何度経験しても難しく、次年度や数年、数十年後の木の姿を想像しながら行う必要があります。
まずは、今年の夏に葉が茂った栗の木を見るのが楽しみです。

話は変わりますが、昭和小学校では食育活動の一環として、大道地区の伝統野菜を生徒たちが育てています。
1月21日には、その野菜の収穫と調理実習を実施しました。
生徒たちが積極的に収穫や調理に取り組む姿を見て、こうした活動が農業への興味を持つきっかけになれば良いと感じました。

昭和小学校は今年度で合併し、廃校となりますが、合併後の学校でもこの活動は継続される予定です。
これまで前任の方々が引き継いできたものを、しっかりと残していきたいと思っています。

最後になりますが、今年、四万十町では大雪が降りました。
寒い日が続きますので、皆様も体調に気をつけてお過ごしください。

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