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はじめての地方移住。小さな道の駅の大改革で「新たな挑戦」#地域おこし協力隊BLOG【鯖戸梨央】

こんにちは!
四万十町地域おこし協力隊の鯖戸です。
ミッションは「道の駅四万十大正の運営サポート」を担当しています。
この大正地域は、四万十町窪川地域・十和地域の中間地点で、四万十川と森林に囲まれ、自然豊かな場所です。

私の担当する道の駅四万十大正は、地元のお母さん達で運営している小さな道の駅で売り場面積も本当に小さく、「ここに何が置けるのだろう…」と思うほどでした。
道の駅なのに、地元に全くゆかりのない県外商品や「これは何の用途で使うの?」と思うようなものがたくさんあり、実質管理されていない、無法地帯のような状態でした。

利用者からは「ここの道の駅は一体何を売りたいのか全くわからない」という厳しい声が多く、事業者からは「あそこの道の駅に自社商品を置きたくない」「あそこに置いたところで、売れないでしょ?」といった声も多く受けました。

このような状況を見て、道の駅の在り方そのものを見直すようになりました。

道の駅という場所は、
誰のために、何を売り、
誰を喜ばせ・幸せにする場所なのか?

そして、この地元で頑張っている事業者や生産者の存在を利用者に知ってもらえるように。
利用者に大正を好きになってもらえるように。
そして地元に還元できるように、道の駅はモノを売らなければならないと考え、地元商品の新規入荷や物販スペースの改装などを行いました。

初めは全く上手くいかず。
役場職員さんの人脈を伝って事業者へ会いに行き、とにかく必死に挨拶まわり。業界知識など全くないので、自分から話し出すこともできず、会話の内容が全然理解できなかったです。
帰りの車の中で何の会話だったのか、職員さんに聞き返して、少しずつ理解を深めていきました。

今となっては地元商品が100商品以上増えて、「なんだか道の駅らしくなってきたね!」と利用者から声をかけていただくようになりました。

2024年の夏には、本格的に店内改装を行い、知り合いの改装業者さんや地元の製材所のご協力の下、上質で「何を売りたいのか良くわかる空間」が出来上がりました。
限られた予算の中で古材や廃材などを活用し、自分たちでできるところはDIYをして低コストに抑えることができました。

店内がガラッと変わったことで、立ち止まってくれるお客様が増え、購入数も増加しました。
綺麗な売り場になってからスタッフも何だかやる気全開で、管理を行っています。

最近では事業者さんの方から商品提案に来るようになりました。
今後は今まで以上に地元を応援できる道の駅になって、成長していきます!

今まで多岐にわたって活動して参りましたが、ここまで頑張れたのは応援してくれる地元の人たちがいるからです。
四万十町が好きだから、頑張れたのだと思います。
私も四万十町のファンの1人なのかも…^^

最後になりますが、やっぱり、四万十町の魅力って「人」に尽きると感じます。
素敵な人たちに囲まれて、地域のために活動をする「協力隊」という仕事は本当に楽しいです。
このご縁を今後も大事にしていきます!

ここまでお読み頂きありがとうございました!
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